犬の多頭飼いは何匹まで?8匹と暮らして分かった、頭数より大切なこと

犬の多頭飼いは何匹まで?8匹と暮らして分かった、頭数より大切なこと

「犬って何匹まで飼っていいの?」

「2匹、3匹と増やしても大丈夫?」

「多頭飼いしたいけど、何匹から大変になる?」

これから2匹目、3匹目を迎えたいと考えている方なら、一度は気になることではないでしょうか。

我が家では現在、8匹のロングコートチワワと暮らしています。

最初から8匹飼おうと思っていたわけではありません。

1匹から始まり、2匹になり、出産などを経験して、気づけば現在の8匹になりました。

実際に8匹と暮らしてみて思うのは、

「何匹まで飼えるか?」に、すべての家庭に共通する答えはない

ということです。

家の広さ、お金、仕事、家族構成、犬の性格。

それぞれの環境によって、無理なく幸せにできる頭数は変わります。

今回は犬8匹と実際に暮らしている我が家の経験から、犬の多頭飼いは何匹まで可能なのか、頭数が増えると何が変わるのかを正直にお話しします。


そもそも犬の「多頭飼い」は何匹から?

一般的には、犬を2匹以上飼っていれば多頭飼いと呼ばれます。

そのため、

「今1匹飼っていて、もう1匹迎えたい」

という場合も立派な多頭飼いです。

ただ、実際に暮らしてみると、

1匹→2匹

と、

2匹→3匹、4匹

では、生活の変化も少しずつ違ってきます。

さらに5匹、6匹……と増えていくと、「犬が増えた」というだけでは済まない部分も出てきます。

我が家は現在8匹。

ここまでくると、生活そのものを犬たちに合わせる場面もかなり増えました。


結論:犬は何匹まで飼える?

我が家の経験から答えるなら、

「○匹までなら大丈夫」と頭数だけで決めることはできない

と思っています。

たとえば、同じ3匹でも、

・家族でお世話できる家庭
・一人ですべてお世話する家庭

では負担が違います。

小型犬3匹と大型犬3匹でも、必要なスペースや食費などは大きく変わります。

在宅時間が長い家庭と、毎日長時間留守にする家庭でも違うでしょう。

そのため、

「自分は何匹欲しいか」ではなく、「今の環境で何匹まで責任を持ってお世話できるか」

を考えることが大切だと思います。


我が家も最初は1匹から始まりました

現在は8匹いる我が家ですが、最初から多頭飼いだったわけではありません。

最初に迎えたのが、たぬち。

そこから、だんくんを迎えて2匹になりました。

そして出産を経験し、家族が増えていきました。

気づけば現在は8匹。

今では8匹いる光景が当たり前になっていますが、1匹だった頃と比べると生活は大きく変わりました。

住む場所も変わりました。

仕事や留守番について考えることも増えました。

旅行へ行くときも犬たちのことを考える必要があります。

つまり、犬が増えたことで変わったのは、

「犬のお世話の量」だけではありませんでした。

自分たちの生活そのものが変わったと思います。

▶ あわせて読みたい
「犬の多頭飼いを始めるベストなタイミング|2匹目を迎える前に考えたいこと」


2匹になると何が変わる?

1匹から2匹になったときは、もちろんお世話は増えます。

ごはんは2匹分。

トイレも増える。

病院代も増える。

散歩も2匹になります。

ただ、それだけではありません。

犬同士の相性という新しい問題が出てきます。

仲良く遊んでくれればいいのですが、

おもちゃを取り合ったり、

ごはんを気にしたり、

飼い主を取り合ったりすることもあります。

一方で、犬同士で遊んだり、一緒に寝たりする姿を見られるのは、多頭飼いならではの幸せです。

我が家でも犬同士でくっついて寝ている姿を見ることがあります。

「もう1匹いる」というだけで、1匹のときとは違う犬たちの関係が生まれます。


3匹、4匹と増えると「管理」が大切になる

3匹、4匹と増えてくると、

「かわいいからお世話する」

だけでは難しくなってきます。

特に大切だと感じるようになったのが管理です。

誰がごはんを食べたのか。

誰がトイレをしたのか。

誰か体調が悪そうではないか。

ワクチンや病院はいつなのか。

それぞれを把握する必要があります。

1匹なら、

「このうんちはこの子」

と分かります。

でも8匹いると、

「これ誰の?」

となることがあります。

これは多頭飼いをして初めて分かった難しさのひとつです。


8匹になると何が大変?実際に感じること

ここからは、現在8匹と暮らしている我が家が実際に感じていることを紹介します。


① ごはん代は当然増える

犬が増えれば、当然ごはんの量も増えます。

1匹ならそれほど気にならなかったフードの価格も、8匹になると大きな差になります。

たとえば1kgあたり500円違えば、

10kgで5,000円の差です。

それが毎月続けば、年間ではかなりの金額になります。

だからといって、

「安ければ何でもいい」

とは思っていません。

犬たちの健康を考えながら、品質と続けられる価格のバランスを考えることが大切だと思っています。

多頭飼いになってからは、ドッグフードを見るときも単純な販売価格だけでなく、

「1kgいくら?」

「1ヶ月だといくら?」

と考えるようになりました。

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「アカナとオリジンの違いは?犬8匹飼いが価格・原材料・コスパを比較」


② トイレ掃除の回数が多い

8匹いると、トイレの使用回数も当然多くなります。

朝起きたら確認。

仕事から帰ったら確認。

夜も確認。

寝る前にも確認。

汚れていたらその都度交換します。

我が家では食糞してしまう子もいるため、うんちはなるべく早く片付けたいところ。

ペットシートを破壊されたこともあります。

トイレから少し外れてしまうこともあります。

8匹との生活では、トイレ掃除は完全に日常の一部になっています。

▶ あわせて読みたい
「犬8匹のトイレ事情|失敗・食糞・ペットシート問題を正直に話します」


③ 病院代は「8倍」以上になる可能性もある

多頭飼いで特に考えておきたいのが医療費です。

毎月必ず8匹全員が病院へ行くわけではありません。

でも、病気やケガはいつ起こるか分かりません。

我が家では以前、8匹のうち7匹に同じ時期に血尿が出たことがありました。

1匹だけでも心配なのに、それが複数匹同時となると精神的にも金銭的にも負担が大きくなります。

多頭飼いを考えるなら、

普段の生活費だけではなく、何かあったときに病院へ連れて行けるか

まで考えておく必要があると思います。

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「犬8匹が同時に血尿になった日|多頭飼いで感じた怖さと大切なこと」


④ 散歩も単純に8匹連れて行けばいいわけではない

「8匹を一気に散歩させるの?」

と聞かれることがあります。

でも、8匹いれば性格も違います。

歩くスピードも違います。

外が好きな子もいれば、そうではない子もいます。

リードが絡まることもありますし、安全面も考えなければいけません。

頭数が増えるほど、「全員まとめて」ではなく、それぞれを見る必要性が高くなる

と感じています。


⑤ 留守番の心配も増える

「8匹いれば犬同士で寂しくないから、留守番も安心でしょ?」

と思われるかもしれません。

確かに、一緒に寝たり遊んだりできるメリットはあります。

ただ、頭数が多いから留守番が簡単になるわけではありません。

室温。

水。

トイレ。

誤食。

犬同士のトラブル。

体調不良。

心配することはあります。

我が家では現在、職場から自宅まで徒歩数秒の環境なので、昼休みなどに様子を確認できることがあります。

また、外出中はペットカメラや温湿度計も活用しています。

多頭飼いだからこそ、「留守番中に何かあったらどうするか」は考えておいた方がいいと思います。

▶ あわせて読みたい
「犬8匹の留守番は大丈夫?多頭飼いで気をつけていること」


犬が8匹になっても「8倍」にならなかったものもある

ここまで読むと、

「8匹なんて絶対無理……」

と思うかもしれません。

ただ、すべての負担が単純に8倍になるわけでもありません。

たとえば、エアコン。

1匹のためにエアコンをつけても、8匹のためにつけても、同じ部屋なら8倍の電気代になるわけではありません。

ペットカメラも8台必要なわけではありません。

犬用のスペースや設備など、複数匹で共有できるものもあります。

散歩も状況によっては複数匹一緒に行けます。

そのため、

犬の数=すべての負担がそのまま倍になる

というわけではありません。


逆に「頭数以上」に大変になることもあります

これは8匹と暮らして感じたことですが、単純に人数分を掛け算できない負担もあります。

たとえば体調管理。

1匹なら、

「今日は少し元気がないな」

と気付きやすいです。

8匹いると、一匹ずつ意識して見なければ小さな変化を見逃してしまう可能性があります。

犬同士の関係も同じです。

2匹なら2匹の関係だけですが、頭数が増えればそれぞれの相性があります。

さらに、

旅行。

引っ越し。

災害時の避難。

ペットホテル。

車での移動。

こうした場面では、頭数が増えるほど一気に選択肢が少なくなることがあります。

日常生活より、むしろ「いつもと違うことをするとき」に多頭飼いの難しさを感じることがあります。


多頭飼いにはどれくらいの広さが必要?

これも、

「○畳あれば○匹まで」

とは簡単に言えないと思います。

犬種や体格によっても違いますし、家の間取りや散歩の頻度などでも変わります。

ただ、頭数が増えるほど、

・安心して寝られる場所
・トイレスペース
・ごはんを食べる場所
・一匹になれる場所

などは意識した方がいいと思います。

ずっと全員一緒にいればいいわけではありません。

犬にも性格があります。

みんなと一緒にいたい子もいれば、一匹でゆっくりしたい子もいます。

頭数だけでなく、それぞれが安心して過ごせる環境を作れるか。

こちらの方が大切だと思っています。


8匹全員を平等に可愛がれる?

多頭飼いをしていると、

「8匹もいたら、一匹ずつ可愛がれないんじゃない?」

と思われることもあります。

確かに1匹だけ飼っている家庭と比べれば、一匹に使える時間は少なくなります。

これは否定できません。

だからこそ我が家では、できるだけ一匹ずつを見ることを意識しています。

性格も違います。

甘え方も違います。

好きなことも違います。

8匹を「犬たち」とひとまとめにするのではなく、

一匹ずつ違う家族として見ること。

多頭飼いでは、これがすごく大切だと感じています。


「何匹飼えるか」を考えるときに確認してほしいこと

これから多頭飼いを考えているなら、頭数を決める前に一度考えてみてほしいことがあります。

毎月の生活費を無理なく払えるか

フード、ペットシート、予防薬、トリミングなど、頭数が増えれば日常的な出費も増えます。

突然の病院代にも対応できるか

元気なときだけを基準に考えないことも大切です。

毎日お世話する時間があるか

ごはん、トイレ、掃除、散歩。

忙しい日でもなくなることはありません。

留守番させる環境を作れるか

仕事中や外出中に安全に過ごせる環境も必要です。

一匹ずつと向き合えるか

頭数が増えても、それぞれ違う犬です。

10年、15年先まで責任を持てるか

今飼えるかだけではなく、犬たちが年齢を重ねたときのことも考える必要があります。


2匹目、3匹目を迎えたい人に伝えたいこと

多頭飼いは楽しいです。

犬同士で遊んでいる姿。

くっついて眠っている姿。

飼い主のところへ一斉に集まってくる姿。

1匹のときにはなかった幸せがあります。

だから、

「もう1匹迎えたい」

という気持ちもすごく分かります。

でも、「かわいいから」という気持ちだけで増やしてしまうのはおすすめしません。

犬が増えるということは、その子の一生に責任を持つということです。

今いる犬との相性もあります。

お金も必要です。

時間も必要です。

住める家も限られてきます。

旅行など、これまで普通にできていたことが難しくなる可能性もあります。

だからこそ、迎える前に一度、

「もう1匹飼いたいか」ではなく、「もう1匹増えても最後まで幸せにできるか」

と考えてみてほしいです。


我が家にとって8匹は多すぎる?

「8匹はさすがに多くない?」

と思う方もいるでしょう。

実際、8匹は多いと思います。

大変なこともたくさんあります。

犬たちのために引っ越したこともあります。

生活スタイルも変わりました。

自由にできなくなったこともあります。

お金もかかります。

それでも現在の我が家にとっては、8匹全員が大切な家族です。

だから、

「8匹でも大丈夫だから、みんなも8匹飼えます」

とは絶対に言えません。

逆に、

「3匹以上は多すぎる」

とも思いません。

大切なのは数字ではないからです。


まとめ|「何匹まで?」より「何匹なら幸せにできる?」を考えたい

犬の多頭飼いは何匹までなのか。

8匹と暮らしている我が家の答えは、

家庭によって違う

です。

1匹がちょうどいい家庭もあります。

2匹がちょうどいい家庭もあります。

3匹、4匹と暮らせる家庭もあります。

そして我が家のように8匹と暮らしている家庭もあります。

大切なのは、

「何匹飼いたいか」ではなく、「何匹なら最後まで責任を持って幸せにできるか」

だと思っています。

お金。

時間。

住環境。

仕事。

家族。

犬同士の相性。

そして何かあったときに守れる環境。

すべてを考えたうえで、その家庭に合った頭数を決めることが大切です。

多頭飼いは大変です。

でも、犬同士で遊んだり、みんなでくっついて眠ったり、8匹が一斉に迎えてくれたり。

多頭飼いだからこそ見られる幸せもたくさんあります。

頭数の多さではなく、一匹一匹が幸せに暮らせているか。

これからも我が家では、それを一番大切にしながら8匹と暮らしていきたいと思います。


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